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ロシアンブルーのよだれが気になる?その原因は慢性腎不全かも?

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猫は病気を隠す動物だと言われています。ですので、病気を発見した時にはかなり症状が進んでいる場合がほとんどだと言われています。

見た目でわかる皮膚の病気であったり、目の病気であれば比較的早期に発見することができますが、内臓疾患などの場合は非常に分かりにくく、病気が分かった時には手遅れになってしまっていることも多くあります。

猫は人間のように話すことができないので、何か少しでも異変を感じるようであれば、飼い主さんが気づいてあげる必要があります。そんな不調の兆候の一つとしてよだれがあります。

猫はよだれを垂らすことはあまりないので、愛猫のロシアンブルーがよだれを垂らしているようであれば不調のサインかも知れません。今回はよだれを垂らす原因の一つである慢性腎不全とよだれの関係について紹介させていただきます。

目次

慢性腎不全について

2018-09-13_23h41_46 ロシアンブルーのよだれが気になる?その原因は慢性腎不全かも?

人間の病気でも腎不全という病気があるように、猫にも腎不全という病気があります。腎臓は20万個のネフロン(糸球体)と呼ばれる機能単位で構成されている臓器です。

老廃物の排せつや有用な成分の回収、血液の酸塩基平衡の保持、水分量や電解質の調整をして血液成分や血圧のコントロールなどを行っています。腎臓は二つあり、片方の腎臓だけでもこなせるだけの機能的には余裕があるようです。

腎不全というのは、腎臓の機能単位であるネフロンが少しずつ壊れていき、腎臓全体の機能が低下しまっている状態のことを言います。腎臓の組織は一度壊れてしまうと治療をしても元には戻りません

ロシアンブル-が慢性腎不全の場合の症状

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慢性腎不全の症状としては、多飲多尿という症状があります。水をよく飲むようになり、おしっこの量が増えることを言います。初期の段階ではこれ以外に目立った症状はありません。

しかし、腎臓の機能が低下してくると様々な症状が出てきます。主な症状としては以下のようなものがあります。

  • 脱水症状
  • 食欲不振
  • よだれを垂らす
  • 下痢
  • 嘔吐
  • 体重の減少

通常であれば、排尿することによって老廃物を体の外へ排出しますが、腎機能が低下していると老廃物を体外に排出することができず、体内に溜まってきます。

また、水分を摂取しても多尿によって失った水分を補うことができないので、脱水症状を引き起こしてしまいます。症状が重症化すると痙攣や昏睡状態に陥ることもある恐ろしい病気です。

ロシアンブル-が慢性腎不全になる原因

慢性腎不全は他の病気が引き金となって起こることが多いようです。猫エイズや猫伝染性腹膜炎などのウイルス感染や細菌感染などが原因で起こる糸球体(ネフロン)腎炎、間質性腎炎、腎盂腎炎、先天性の腎臓異常などが原因で起こるようです。

また、AIMと呼ばれる特殊なたんぱく質が十分に機能していないことが原因で腎不全となる可能性があることが2016年の調査によって判明しました。腎臓に障害が生じた時、通常であればAIMが障害部分に駆け付けて応急処置をしてくれます。

しかし、AIMが十分に機能していない場合、腎臓の障害部分の治療をしてくれず治療が放置されてしまいます。その結果、腎機能の回復が遅れ、慢性腎不全になってしまうようです。

ロシアンブル-が慢性腎不全の場合の治療方法

2018-09-13_23h41_46 ロシアンブルーのよだれが気になる?その原因は慢性腎不全かも?

慢性腎不全は治療をしても完治することはなく、腎機能はどんどん低下してしまいます。できることは、「腎機能の低下をできるだけ遅くする」「腎臓に負担をかけない食事療法をする」ということです。主な治療法としては以下のようなものがあります。

対症治療

症状を軽減するための治療として、輸血やホルモン剤の投与、血液透析、窒素化合物を吸着させる薬剤の投与などの治療が施されます。高血圧の場合には血圧を抑える薬を投与します。

食事療法

塩分量とたんぱく質をコントロールした食事療法が施されます。腎不全の猫には低たんぱく、低ナトリウムの食事を与えることになります。腎不全に特化した療法食など販売されているので、動物病院の先生に相談して利用するようにしましょう。

AIM治療

今はマウスを用いた実験段階ではあるようですが、活性化しやすいAIMを猫に投与することで、腎不全の治療効果が期待できるようです。今後の研究によっては治療法として確立されるかもしれません。

ロシアンブル-が慢性腎不全にならないための予防方法

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慢性腎不全の予防のためには検査を定期的に受けることが大切です。高齢になるについて腎機能は低下してしくので、7歳以上の猫の場合は年に1回は検査を受けることを推奨します。

また、食事にも気をつけることが大切です。たんぱく質やナトリウムが多く含まれている食事を与え続けないよう、栄養バランスの良い食事を与えることが大切になります。

最近の研究によると、食餌療法によって腎不全の症状が抑制されるということが分かってきています。子猫の頃からの食事ケアで腎臓に負担をかけないようにすることが腎臓病への予防につながると考えられます。

数あるキャットフードの中でオススメなのは「モグニャンキャットフード」です。良質な動物性たんぱく質とビタミンを豊富に含んでいます。また、主原料は白身魚で消化しやすい原材料となっているので、消化機能が衰えてきた老猫にも優しいキャットフードです。

6.まとめ

慢性腎不全というのは気づきにくく、腎臓の機能が多少低下しても無症状であることがよくあります。症状が悪化して、病院に連れて行ったら手遅れだったということが多くあります。

腎不全を防ぐためには定期検査が重要です。高齢な猫を飼われている場合は1年に1回は検査することを推奨します。また、最近では食餌療法によって症状の進行が抑制されることがわかってきています。

愛猫のロシアンブルーがよだれを垂らすようになったとしたら、もしかしたら慢性腎不全である可能性があります。よだれ以外にも多飲多尿などの症状があるようであれば、すぐに病院に連れて行って診てもらうようにしましょう。

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