ロシアンブルーは人気のある猫なので、購入を考えていたり、現在到着待ちなんて方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?ロシアンブルーはブルーの毛色が魅力で飼うことを決めたという方も多いはず。
ところが、ロシアンブルーの子猫の毛に縞模様が出てきたので、もしかしたらロシアンブルーじゃないんじゃないか?なんて困惑されている方がいらっしゃるかもしれません。
ただ、仮に縞模様が出てきたとしても問題はありません。縞模様はゴーストタビーと言われており、血統書付きのロシアンブルーでも出てくるものです。今回はロシアンブルーの縞模様について紹介させていただきます。
ロシアンブルーの子猫の縞模様について
ロシアンブルーの成猫の姿を見る機会はありますが、なかなか子猫の時のロシアンブルーをしっかり見る機会はないので知らない方も多いと思います。ロシアンブルーはこの子猫の頃によく尻尾などに縞模様が見られます。
これは血統書付きのロシアンブルーでも出てくるものです。生後5か月くらいまで少し濃い縞模様が手足や尻尾などに出て、生後10カ月くらいで尻尾に残る程度にだんだん薄くなり、成猫になれば完全な単色になります。
成猫になるにつれて縞模様は消えていくのですが、成猫になっても残る場合があります。この縞模様のことを「ゴースト・タビー」と言います。タビーとは英語で縞模様のことを言います。見え隠れする縞模様なので、ゴーストタビーと言うのかもしれません。
全ての猫は縞模様の遺伝子を持っている?
今ではいろんな模様をした猫がいますが、大昔はキジトラ柄の個体しかいませんでした。ですので、全ての猫が縞模様の遺伝子を持っているんです。その理由の一つとしてDNAを解析した調査があります。
現存するヤマネコやイエネコ(私たちの身近にいる猫)のDNAを解析して行われた調査によると、イエネコの祖先はアフリカ北部や中近東などに生息しているヤマネコの亜種「リビアヤマネコ」である可能性が高いと考えられ、リビアヤマネコやその仲間であるヤマネコもまた、キジトラと同じような柄をしています。
また、古代エジプトでは猫が儀式や宗教的な習慣によってミイラ化して埋葬されており、紀元前4千年ほど前に埋葬されたミイラを調べてみたところ、いずれもリビアヤマネコと同じような縞模様をしたヤマネコであったことが判明しています。
猫の祖先であるリビアヤマネコの生息地域である砂漠やサバンナなどではキジトラ柄が最も見つかりにくい柄であり、外敵から身を守るためにも必要であったようです。それ以外の柄であると外敵に見つかりやすく、生き残るのが難しかったと推測されています。
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猫の模様や色によって性格が分かる?
猫の模様や色によっておおよその性格が分かるなんてことを聞いたことがありませんか?個体差もあり、一概には言えませんが模様や色によって特徴はあるようです。
キジトラ柄の性格
日本でもよく見かける柄だと思います。見た目がワイルドなので、野生的な性格かと思いきや、警戒心が強いタイプが多いと言われています。
黒猫の性格
真っ黒な猫はクールなイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、実はフレンドリーな性格であることが多いといわれており、初めて猫を飼う人にもオススメされることが多いようです。
三毛猫の性格
三毛猫はマイペースなツンデレな性格であると言われています。いなくなったと思ったら突然現れて甘えてくるマイペースっぷりに飼い主は振り回されるかもしれませんが、それもまた魅力的ですよね。
サビの性格
サビネコはシャイで大人しい性格だと言われています。野性的な面があり、猫が本来持つ「自立心」が前面に出て、プライドが高い傾向もあるようです。
これらの模様と性格については科学的な根拠はありませんが、模様によって特徴があるようです。人間の血液型と同じようなものだと思ってもらえればいいかもしれませんね。
まとめ
ロシアンブルーは成猫のなるとキレイなブルーの単色の毛色になりますが、子猫のときには縞模様が出ることがあります。ただ、成長していくにつれて縞模様は消えていくので心配ありません。
ただ、まれに縞模様が消えずに残ることもありますが、それも個性でロシアンブルーの可愛いところです。ぜひロシアンブルーと生活を共にして、その魅力を体験してみて下さい。
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