ロシアンブルーを飼っていて気になってくるのが抜け毛だと思います。毎日の抜け毛がひどくて困っているなんて方も多いようです。ロシアンブルーのキレイなブルーの被毛は確かに魅力的ですが、抜け毛はどうにかしたいと思いますよね。
ただ、初めて飼った猫がロシアンブルーだった方は驚くかもしれませんが、ロシアンブルーは猫の中でも抜け毛が少ない猫種なんです。これで少ないの?って思ってしまうかもしれませんね。今回はロシアンブルーの抜け毛について紹介させていただきます。
ロシアンブルーは抜け毛が少ない
ロシアンブルーは抜け毛が少ない猫種です。ただ、猫の中では少ないということなので、家の中を掃除していると、ロシアンブルーの毛がそこら中に落ちていなんてことはよくあります。
ロシアンブルーの毛が1日どのくらい抜けているかと言うと、大人の手のひら半分くらいと言われています。多く感じますが、これでも猫の中では抜け毛は少ない方なんです。
猫の毛の種類
猫は毛の長い種類の猫と、毛の短い猫がいます。ただ、どの猫も3種類の毛によって覆われています。3種類の毛の違いは以下の通りです。
上毛(ガードヘア)
上毛はプライマリーヘアとも呼ばれ、被毛の中でも一番長く、太くて硬い毛です。皮膚を保護する役割があり、水や紫外線をブロックしてくれます。硬いといっても3種類の中で比較したらということです。
下毛(ダウンヘア)
下毛には2種類あり、一番短く、細くて柔らかい毛です。暑さを防いだり、体温が逃げてしまうのを防ぐ役割があります。
下毛(オーンヘア)
下毛の中でもダウンヘアより長く、上毛よりも少し短く、硬く、毛先がやや太い毛です。この毛も防水や紫外線の遮断、保温の働きがあります。
ロシアンブルーの抜け毛が多い時期は?
ロシアンブルーの抜け毛というのは時期によって落ちる量が異なります。季節の変わり目(春や秋)などには毛が生え変わり、抜け毛が多くなります。特に体温調節をする役割のある下毛が抜け落ちます。
ロシアンブルーの毛は非常に細かく、特に下毛は密生しています。そのため、抜け落ちる量が多いように感じてしまうかもしれません。抜け毛が少ない猫種であるロシアンブルーでも、家の中に毛が落ちるのは避けられません。
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ロシアンブルーの抜け毛対策
季節の変わり目などはロシアンブルーの抜け毛は多くなってしまい、部屋中が毛だらでなんてことになってしまいます。ただ、対策をすることで、抜け毛の量をある程度減らすことはできます。
ブラッシングをする
基本的なことですが、こまめにブラッシングをすることが一番の抜け毛対策です。毎日は難しいという方は、週末やお休みの日だけでもいいのでブラッシングをしてあげましょう。
ブラッシングをすることで、愛猫のロシアンブルーともコミュニケーションをとることもできますので、時間があるときはブラッシングをしてあげるようにしましょう。
シャンプーをする
シャンプーが嫌いではない場合は1~2カ月に1回程度猫用のシャンプーをしてあげることも抜け毛対策になります。ただ、シャンプーが嫌いな子もいるので、無理にシャンプーをするのは止めましょう。
無理にシャンプーをするとストレスの原因にもなってしまいます。春や秋の毛の生え代わりの時期だけでもいいので、できるようであればすると抜け毛対策になります。シャンプーが難しい場合は、ブラッシングの回数を増やしてあげましょう。
過度の抜け毛は病気の可能性
季節の変わり目などに毛が多く抜けるということは問題ありませんが、それ以外の時期にも毛が多く抜けたり、皮膚が見えるほど抜けている場合には病気の可能性があります。過度の抜け毛の原因となる病気には以下のようなものがあります。
皮膚炎
抜け毛の原因として最も多いのが皮膚炎です。皮膚炎はカビやノミ、アレルギーなどが原因で引き起こされます。毛が抜けるだけでなく、痒みが出るので、体を掻いているようであれば動物病院で診てもらうようにしましょう。
ストレス
ストレスが溜まることによって毛が抜けてしまうことがあります。猫は環境の変化に敏感で、引っ越しなどは大きなストレスがかかります。ストレスの原因をつきとめて取り除いてあげることが大切です。
ツメダニ
ツメダニが皮膚に寄生することで抜け毛を引き起こしてしまう場合があります。頭部や背中などに大量のフケや湿疹が出たりします。人にも移るので、見つけたら動物病院で診てもらうようにしましょう。
まとめ
ロシアンブルーは抜け毛が少ない猫種ですが、どうしても毛は抜けてしまい、掃除は大変になってしまうかもしれません。ただ、こまめにブラッシングをするなど対策をすることで、抜け毛を減らすことはできます。
愛猫のロシアンブルーとの生活を快適に送るためにも、抜け毛対策はしっかりするようにしましょう。
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