ロシアンブルーを飼っている人は、その知的な可愛さが魅力で飼い始めたなんて方もいらっしゃると思います。ブルーキャットは日本ではあまり見られない毛色で、魅力的ですよね。
ロシアンブルーと同じようなブルーの被毛の外見的特徴を持っている猫はロシアンブルー以外にもシャルトリュー・コラットという種類の猫があり、ブルー御三家と呼ばれることもあります。
しかし、ブルー御三家と呼ばれるブルーの被毛を持つロシアンブルー・シャルトリュー・コラットの違いについてわかる方というのは意外と少ないんです。今回はロシアンブルー・シャルトリュー・コラットの違いについて紹介したいと思います。
ロシアンブルーの特徴
ロシアンブルーの起源
ロシアンブルーは名前の通り、ロシアが原産の自然発生種だといわれています。ただ、第二次世界大戦中に数が激減し、絶滅の危機に陥りました。
そこで、イギリスとアメリカ等においてブリティッシュブルーとシャムネコの交配によって回復が図られました。なので、今のロシアンブルーの原産地はロシアではなく、イギリスだといわれることもあります。
ロシアンブルーの外観的特徴
ロシアンブルーは名前から連想できるように、ブルーの毛色をしています。ダブルコートと呼ばれるアンダーコートとトップコートによる二重の分厚い毛網を持っています。
毛質は非常に短く、絹糸のようになめらかなのが特徴です。瞳の色はエメラルドグリーンですが、子猫の時はぼんやりとした青色をしています。口角はわずかに上がっていて、微笑んでいるように見えることから「ロシアンスマイル」と呼ばれたりします。
ロシアンブルーの性格
もちろん猫によって違いはありますが、基本的にはおとなしい性格です。静かで鳴くこともあまりありません。人見知りでシャイで神経質な面があるので、慣れるのには時間がかかる場合があります。
シャルトリューの特徴
シャルトリューの起源
シャルトリューの起源については諸説ありますが、フランスの地では古くから知られていたようで、フランスが起源だといわれることがよくあります。
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シャルトリューも二度の世界大戦を通して絶滅の危機に陥ることとなりましたが、フランス国内のブリーダーによる保存の取り組みによって回復が図られました。
この際に交配の相手となったのはペルシャとブリティッシュブルーでした。ロシアンブルーもシャルトリューもブリティッシュブルーが交配されているので、似ているのは当然かもしれませんね。
シャルトリューの外観的特徴
シャルトリューの被毛はブルーで、ダブルコートです。羊毛のように被毛は密生していて、水をよくはじきます。ロシアンブルーとかなり似た特徴と言えます。
ロシアンブルーと異なる点はシャルトリューの体系です。シャルトリューの方ががっしりしており、足も短めです。シャルトリューの目の色はゴールド、オレンジ色です。
シャルトリューの性格
とても頭がよく、しつけをきちんと行うと飼い主の言うことをよく聞いてくれます。性格はおとなしめですが、人懐っこい面もあります。
コラットの特徴
コラットの起源
コラットはタイの北東部に位置するコラット地方産の自然発生種であるといわれています。タイでは「幸運の猫」という意味する「シ・サワット」などとも呼ばれています。
コラットの外観的特徴
コラットはロシアンブルやシャルトリューと違い、被毛はシングルコートです。被毛の色はブルーで、毛質は細く柔らかくなっています。光の加減によってキレイな銀色に光ったりもします。
瞳の色はペリドットグリーンという鮮やかな緑色です。ロシアンブルーは細身ですが、コラットは筋肉質で、抱っこしたりすると見た目より重いと感じることもあります。
コラットの性格
人懐っこくマイペースな性格で、社交的です。遊ぶのも好きで、一緒に遊んであげたりすることもできます。おとなしいロシアンブルーと違う点かもしれませんね。
まとめ
ブルー御三家の違いはわかりましたか?一見どの猫も同じように見えてしまいますよね。それもそのはず、ロシアンブルーはブリティッシュブルーとシャムネコの交配によって、シャルトリューはブリティッシュブルーとペルシャの交配によって回復が図られたので、似ているのも当然かもしれませんね。
ただ、よく見ると容姿も異なっていますし、性格も大きく異なっています。ブルーキャットは人気があるので、今後飼おうと思っている場合は、ぜひどの猫が自分に合うか吟味してみて下さい。
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