最近飼っているロシアンブルーのよだれが気になったりしていませんか？今までよだれを垂らすことなんてなかったのに、いきなりよだれを垂らすようになったとしたら、もしかしたら何らかの病気のサインかもしれません。
猫はよだれを垂らすことはあまりなく、何らかの不調のサインである可能性があります。その中の一つとして考えられるのが食道炎です。食道炎は人間だけでなく、猫もかかる病気です。今回はロシアンブルーのよだれと食道炎の関係について紹介させていただきます。
食道炎について
食道炎というのは、様々な原因によって食堂が炎症を起こした状態のことを言います。食道炎になると、食べた直後に吐いてしまったり、食欲不振、痛みで唾を飲みこむことができずよだれを垂らすといった症状が表れます。
食道炎の症状が進行してしまうと食べ物を飲み込めなくなってしまい、食欲不振が続きます。それにより体重が大幅に減少してしまったり、脱水症状などを引き起こすことがあります。
食道炎は早めに治療をする必要があります。発見が遅れてしまうと治療後も食道が狭まる食道狭窄や巨大食道症を引き起こす可能性もあります。ですので、早期に発見し治療を行うことが必要です。
ロシアンブルーが食道炎になる原因
ロシアンブルーが食道炎になる原因として３つの原因が考えられます。
外傷によるもの
ロシアンブルーが誤ってプラスチックや金属片などの異物を飲み込んでしまったり、魚や鳥の骨によって食道が傷ついてしまうことが原因となることがあります。また、刺激性の強い薬品や、熱いものを摂取することによっても食道が傷つくことがあります。
基礎疾患の影響によるもの
消化器系疾患によって嘔吐を繰り返し行ったりしていると、胃酸によって食道が刺激されてしまい、食道が傷ついてしまう原因となります。
感染症によるもの
細菌やウイルスなどによる感染症によってびらんが食道粘膜に生じることが原因になります。
ロシアンブルーが食道炎の場合の症状
ロシアンブルーが食道炎の場合の症状としてはよく見られるのが、食事を食べた後にすぐに吐いてしまったり、よだれを垂らしたりする症状です。今までよだれを垂らすことはなかったのに急に垂らすようになったとしたら、食道炎の可能性があります。
食道炎になると食道に痛みが生じるので食欲が低下することがあります。ロシアンブルーの体重が大幅に減少した場合は注意する必要があります。食道に痛みが生じている場合、首や胸あたりを触られるのを嫌がるようになるので、そういった傾向が見られたら意識してあげて下さい。
ロシアンブルーが食道炎の場合の治療法
ロシアンブルーの食道炎を引き起こしている何らかの原因がある場合にはその原因についての治療を行い、併せて抗炎症剤や抗生物質などの薬を投与することになります。
症状が進行してしまっており、症状が重い場合は絶食・絶水による点滴治療や胃チューブで水分や栄養補給を行います。その後徐々に流動食を与えるようになります。
食道炎が原因で食道狭窄が発症した場合には、食道の細くなってしまった部分をバルーンカテーテルで拡張させたり、外科手術によって切除を行うこともあります。
ロシアンブルーが食道炎にならないための予防方法
愛猫のロシアンブルーが食道炎にならないためにも、食道への外傷を防ぐことが大切です。食道への外傷を防ぐために、小さなプラスチックや金属片、魚や肉の骨をロシアンブルーの口に入れないよう注意しましょう。
嘔吐による胃酸の逆流によって食道が傷ついてしまうこともあるので、嘔吐の症状がある場合は早めに動物病院に行き、治療を行うようにしましょう。食道炎は早期に治療することが大切ですので、ロシアンブルーの行動に異変があれば注意してみてあげて下さい。
まとめ
ロシアンブルーは一般的によだれを垂らすことはあまりありません。もし、よだれを垂らすようになったとしたら何らかの病気のサインかもしれません。その中の一つとして食道炎が考えられます。
愛猫のロシアンブルーが嘔吐を繰り返していたり、食欲がなくなった、よだれを垂らすようになったなどの症状がみられたら動物病院に行って診てもらうようにして下さいね。
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