MENU

ロシアンブルーのよだれが気になる?その原因は猫食道拡張症?

PR:当サイトにはプロモーションが含まれることがあります

家で飼っている愛猫のロシアンブルーが最近よだれを出すということはないでしょうか。ロシアンブルーだけでなく、猫というのはあまりよだれを出すことがありません。もし、よだれを出していたら、何らかの病気のサインかもしれません。

よだれを出している場合に考えられる病気の一つとして「食道拡張症」と呼ばれる病気があります。食道拡張症になってしまうと、食堂が拡張してしまっているので苦しそうな表情を見せたり、よだれが多くなったりすることがあります。

普段の生活の中で、未消化の物を吐いたりするような症状が出てきた場合は食道拡張症である場合があります。今回はロシアンブルーのよだれと食道拡張症の関係について紹介させていただきます。

目次

食道拡張症について

2018-09-13_23h44_11 ロシアンブルーのよだれが気になる?その原因は猫食道拡張症?

食道というのは、口から胃まで食べ物を運ぶ器官です。食道拡張症になると食道が拡張してしまい、食道の運動が低下してしまうため、食べ物を胃に送ることができなくなり、食べた物をすぐに吐き出してしまうようになります。

通常であれば、食べ物は口から食道へ移動していき、食道は蠕動運動を行い、胃へと食べ物を流していきます。この蠕動運動が正常に働かない状態を「食道アラカシア」と呼びます。

ロシアンブルーが食道拡張症の場合の症状

ロシアンブルーが食道拡張症の場合の症状としては以下のようなものがあります。

  • 吐出(食べたものを食道から吐き出す)
  • 嘔吐(食べたものを胃から吐き出す)
  • よだれを垂らす

食道拡張症になると胃へと食べ物が運ばれないので体重が落ちてしまったりします。ロシアンブルーがまだ子猫や成長期の時に食道拡張症になってしまうと十分な栄養を摂取することができず、発育不良になってしまう場合もあります。

軽症であれば吐出などの症状が出るだけですが、症状が進行していくと嘔吐やよだれを垂らすなどの症状が表れるようになるといわれています。もし、吐いた時の食べ物が気管に入ってしまうと肺炎などを引き起こすこともあります。

ロシアンブルーが誤嚥性肺炎になると命に関わる場合もある

2018-09-13_23h44_11 ロシアンブルーのよだれが気になる?その原因は猫食道拡張症?

通常であれば食べた物が気管に入ってしまった場合は、むせるなどして器官から排出されます。しかし、この機能がうまく働かなかったりして、食べ物が気管に入ってしまうことを誤嚥といい、肺炎が引き起こされることがあります。

誤嚥が原因で引き起こされる肺炎のことを「誤嚥性肺炎」といい、誤嚥性肺炎になると急死してしまう可能性もあります。食道拡張症は症状が重くなると取り返しのつかない事態になる可能性がある怖い病気です。

ロシアンブルーが食道拡張症になる原因

2018-09-13_23h44_11 ロシアンブルーのよだれが気になる?その原因は猫食道拡張症?

ロシアンブルーがなる可能性のある食道拡張症には2つのタイプがあり、先天性と後天性に分けることができます。突発性の食道拡張症というのもありますが、その原因についてはまだ解明されていません。

先天性の食道拡張症の原因

先天性の場合には遺伝が関係しているといわれていますが、詳しい原因についてはわかっていません。生まれつき食道に障害を持っていたり、食道に分布する神経の欠損や異常によって発症するといわれています。

また、食道自体に障害はなくても、その周囲の血管が食道を締め付けてしまうことで、その手前の食道に食べたものが溜まってしまい、食道が拡張してしまうことがあります。

先天性の食道拡張症はロシアンブルーが子猫のうちから発症することが多く、離乳食から一般の食事に切り替えたタイミングで食道拡張症を発症するケースが多いようです。

後天性の食道拡張症の原因

後天性の場合は、食道内の異物や慢性的な嘔吐などで食道炎を起こした場合や胸部の腫瘍によって食道の一部が圧迫された場合など、他の病気に続発することがあります。

ロシアンブルーが食道拡張症の場合の治療方法

2018-09-13_23h44_11 ロシアンブルーのよだれが気になる?その原因は猫食道拡張症?

ロシアンブルーが後天性の食道拡張症の治療は、食道拡張症を引き起こしている原因の病気を特定して治療することから始まります。根本となっている病気を治療しないと症状も回復していかないので、場合によっては外科的手術を行うケースもあります。

食道拡張症の治療の際には十分な栄養補給と誤嚥性肺炎の予防するための飼育と管理が重要になります。食べ物と水は立位で与えたり、食後にしばらく立たせた状態で抱っこし、食道から胃に食べ物が運ばれやすいようにします。

しかし、ロシアンブルーが先天性食道拡張症の場合には有効な治療法はなく、完治させることが難しく、症状の緩和をするための治療が行われます。適切な飼育・管理によって十分に成長できる場合もありますが、予後がよくないケースもあるようです。

ロシアンブルーが食道拡張症にならないための予防方法

ロシアンブルーが食道拡張症にならないためのこれといった予防方法はないようです。しかし、他の病気から食道拡張症になってしまう場合もあるので、日頃から栄養バランスのとれた食生活と、ストレスの少ない生活環境を与えてることが良いといえます。

また、食道拡張症が重症化する前に発見できるよう、定期的に健康診断を受けたり、様子がおかしいと思ったらすぐに動物病院に行って診てもらうことが大切です。

まとめ

食道拡張症になるとよだれを垂らすようになったり、吐出や嘔吐などを繰り返すようになります。食道拡張症を予防するのは難しいですが、早期発見・早期治療をすることで、症状を重症化させずにすむことも多いです。

毎日愛猫のロシアンブルーとスキンシップをする際には健康状態には注意をしてあげ、普段と様子が違っていたりしたら動物病院に行って診てもらうようにしましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次